LEDエクステが徐々にマツエク業界に浸透してきたことに伴い、弊社にもLED硬化型グルーのOEMに関するご相談が増えています。
今回は、開発現場で実際に寄せられる声をもとに、LEDエクステ用グルーに求められる条件や現状の課題、そして今後の可能性について、接着剤専門業者の視点からお話ししたいと思います。
LEDエクステ用グルーに求められている3つの条件
LED硬化型のグルーは、シアノアクリレート系のまつエク用グルーとは設計思想が異なり、硬化方法・粘度・仕上がりの質感など、求められるバランスが繊細です。
以下は、特にOEM相談でよく話題にのぼる3点です。
① 色の“最適化”と誤解されがちな自由度
LEDグルーのカラーに関して、「カラー展開は可能ですか?」というご質問をよくいただきます。
しかし実際のところ、LEDグルーにおいては**“黒以外”の着色は技術的にも安定性の面でもハードルが高い**のが現状です。
特にLED硬化型は、光の吸収効率や樹脂の透明度が硬化に大きく影響するため、過度な着色が機能不全を招くリスクがあります。
現時点での現実的な選択肢は以下の通りです:
- 黒(不透明)タイプ:まつ毛や毛髪に自然になじみ、仕上がりが引き締まる印象。LED光を吸収しやすく、硬化効率も良好。
- ナチュラルクリア(透明)タイプ:比較的汎用性が高く、アート系サロンなどにも適していますが、完全な“カラー展開”には向きません。
今後の材料開発によって可能性は広がりますが、現段階では「黒」または「限りなく無着色に近い透明」が主流となります。
② 柔軟性と定着力の両立がポイント
LEDグルーは、速乾・高硬度が魅力ですが、逆に「硬すぎて浮きやすい」「割れやすい」といった声もあります。
そこで重要になるのが、「しなやかさと密着力のバランス」です。
OEMの現場では、次のような性能調整がよく求められます:
- 自毛に追従する微粘弾性
- 汗・皮脂・シャンプーへの耐湿性
- LEDランプとの相性を考慮した熱安定性
このバランスを保つためには、原料の選定や配合比率そのものを見直す必要があります。
単に「硬化スピード」や「粘度」だけを調整しても限界があり、どの成分をどの程度使うかという根本的な処方設計がカギになります。
③ 施術者にやさしい操作性と安全性
LEDエクステ用のグルーは、主成分としてシアノアクリレートをベースにしており、
LED照射によって硬化反応を補助する特殊な設計となっています。
このタイプのグルーは、従来の空気中の水分で自然硬化するタイプとは異なり、
光の波長や照度、照射時間の条件によって硬化挙動が変化しやすいという特徴があります。
そのため、施術現場では以下のような調整ニーズが多く寄せられています:
- LED機器の仕様に合わせた硬化設計(波長や照度との相性)
- 照射前に位置を整えるための“作業猶予時間(ワーキングタイム)”の確保
- 各種LED機種ごとの使用検証データの提供による導入支援
また、施術の安定性を高めるには、グルーの粘度や操作性をサロンごとに最適化することも重要です。
こうした仕様は、OEM開発の段階で十分に調整が可能であり、
アジアンリンクでは、グルー処方の微調整だけでなく、実際のLED機器との組み合わせ検証まで含めた技術サポートを行っています。
OEM相談で実際に寄せられる声
ここ数ヶ月で実際にいただいたLEDエクステ用グルーのご相談には、以下のような傾向があります:
- 「市販品では固すぎてフィット感が足りない」
- 「できれば透明に近づけたいが、安全性重視で黒にしている」
- 「既存製品のOEM供給ではなく、自社独自の処方で勝負したい」
- 「LEDランプとの相性が悪くて硬化がムラになる」
こうした声をもとに、弊社では処方提案 → 試作 → 安定試験 → 小ロット製造まで一貫して対応しています。
今後の可能性:技術革新と共に進む接着剤の未来
LEDエクステ市場はまだ新しく、今後の成長に向けて、接着剤の進化が不可欠です。
今後注目されるポイントとしては:
- LED波長に最適化された樹脂設計
- 無溶剤かつ環境配慮型の硬化材料
- 個人差・肌質・地域性に応じた微調整可能なグルー
美容業界と接着剤業界の橋渡しをする立場として、私たちにできることはまだまだあります。
おわりに
LEDエクステの普及は、見た目の美しさだけでなく、「接着剤の品質」によって支えられています。
弊社アジアンリンクでは、LED硬化型グルーのOEMに関して、処方の相談・試作・パッケージ・ラベル提案までトータルでご対応可能です。
**「既製品では物足りない」「自社らしい製品を作りたい」**という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
詳しくは公式サイトをご覧ください: ALINK
